死亡率へのインフルエンザ流行の影響
American J of Public Health, Vol.87, No.12,pp.1944-50 [1997December]
〔循環(サインカーブ)回帰モデル(Lui & Kendall)〕・・・週データ用
2*t*Π 2*t*Π
Yt =a+b*t+c*t2 +d*cos(---------) +f*sin(----------) +et
52.1667 52.1667
tは第何週(計1043週)
Yt は第t週の予測死亡率
a・・・切片
b・・・肺炎・インフルエンザの長期的な傾向(直線的な傾向)
c・・・直線的傾向からのズレを示す二次係数
dとf・季節性をあらわす調和係数(補正係数のことか?)
e・・・誤差
インフルエンザ流行週を除いた週へのあてはまりの良さ(R2 最後の2つの5年間0.88)
et の自己相関はこの上さらにsinやcosを加えてもよくならなかった(二次項c*t2
を外した方がむしろよくなった)。
〔ベースライン死亡率曲線〕
最初の5年間にインフルエンザ流行週を除外してモデルをあてはめてつくる
〔流行期間〕
ベースラインの95%信頼区間を2週間以上持続して越えた期間
┛
こうしたモデルあてはめによってわかった流行期間と、CDCで分離されたインフルエ
ンザウイルスの上昇時期とを比較。
〔増加死数〕
肺炎・インフルエンザ死・・・流行期間中のベースラインと実数の差
全死亡・・・95%を越える期間はきわめて短いため、前後2週間も流行期間に含める
〔インフルエンザ流行重大度〕
肺炎・インフルエンザ 死亡数増加 ・・
・ ・回帰直線を制限最小二乗法であてはめ
全死亡数増加・・・・・・・・・
【結果】
肺炎・インフルエンザ 死亡の増加が観察された流行期間・・・17回(平均12.5週間)
そのうち11回は、インフルエンザウイルス検出が増加した時期後4週以内に発生
全死亡数の増加が観察された流行期間・・・・・・・・16回(平均7.1 週間)
最もひどかった75/76年、肺炎インフルエンザ 死は157 %増加、全死亡は12%増加
インフルエンザ流行重大度 決定係数R2 0.67
10段階の重大度であらわすとA(H3N2)型流行は4、5、6に該当
20年間累積でインフルエンザによる死亡増加は426,000 人
【疑問】YLLはあまり大きくないのでは?