便潜血テストは大腸がんの死亡率を下げる Towler BP, et al. "Screening for colorectal cancer using the fecal occult blood test, Hemoccult"[Cochran Libray所蔵, EBM99年1・2月号17頁] 99年3月8日岡本 【デザイン】メタアナリシス intention to treat・・・統計的有意性の検定においてバイアスは無視する (cf. Meta-Analysis by the Confidence Profile Method---The Statistical Synthesi s of Evidence, p316) intention to treat(as treatedと同義) いろいろな治療を受けた患者集団からコーホートを設定するのではなく、最初からその 研究目的のためにコーホートを設定し、その中で割り付け、分析をすること。intent-to- treat という語の場合には、さらに無作為割り付けされた全ての患者を分析対象にする、 ことも意味する。(ISPOR Lexicon p37) 【メタアナリシス】 ●死亡率のデータは均質である(カイ二乗値0.33、自由度4、p>0.5 ) 固定影響モデルでも、無作為影響モデルでも大腸がん死亡率は有意に低下(16%、RR 0.84、CI0.77〜0.92) もし受診率を補正すると死亡率低下率は23%(RR0.77、CI0.57〜0.89) ●固定影響モデル(あらかじめ決められた重みづけで異なった調査のデータを合計する。 たとえば国際研究なら人口で重みづけ。10病院の共同研究なら各病院平等という具合に。 こうして得られた結果は、患者が10病院から無作為に治療を受ける、あるいは全世界で無 作為に選ばれた患者に期待できる効果、となる) ●無作為影響モデル(各調査で得られた結果は、母集団から無作為に出てきた標本とみる 。母集団の平均と分散を推計する) 【結論】 1万人に便潜血スクリーニングを実施すれば10年8.5 人救える(CI3.6 〜13.5人)。 一人を救うためには1,173 人検査しなければならない(CI741 〜2,807 人)